「土井酒造場に行く」2007/3/25(第68回)

 義侠の会で、名古屋に一泊した翌日、駅前のホテルの目の前にあった「トヨタレンタカー」でヴィッツを借りて、静岡の土井酒造場さんに向かいました。名古屋の大都会、しかも駅前の繁華街から、都市高速に乗り、伊勢湾岸自動車道を経由して東名高速で掛川インターまで、約1時間半のドライブでした。

 しかし都会の高速は通行量も多く、初めての運転という事もあり緊張の連続でした。通行量の多い東名高速を掛川インターで降りるといままで複雑だった(そう思い込んでいた)道がスッと繋がり、何だこんなにも分かり易い道だったのかと感じてしまいました。タクシーなどで行くとどうも道を覚えられません。10時過ぎにお伺いすると、事前に電話でお話ししておきましたが、だいたい時間通りの10時15分頃蔵に到着しました。

 蔵に着くと土井社長がすぐに応対していただき、お話しを伺う事が出来ました。今年の造りの話や米の話、杜氏さんの話など直接お話ししないと聞く事の出来ないことばかりでした。その話の中で「開運 祝酒(特別本醸造)」のお燗が美味しいと私が言うと奥から雑誌を持ってきて「先日発売されたこの本(名前失念)の中にもお燗酒の東の横綱と紹介されました」とおっしゃっていました。

 私は先日(2月ごろ)まで、このお酒はお燗せずに飲んだ方がおいしいと思い込んでいましたが、ある事がきっかけでやかんに入れて直燗してみたら、これが美味しいのなんのって・・・・とんでもない誤解をしていた事に気が付き、それからはお燗酒でも美味しいと薦めるようになったのですが、その事を土井社長にお話しすると、それはおそらく7号酵母で仕込んだお酒を半分ブレンドしているからだと言われました。しかし日頃から飲んでいても、7号酵母の印象をほとんど感じないと言うと、静岡酵母が7号の特色を隠しているのではないかとおっしゃっていました。それならお燗に向くのも分かる気がするし、そのままでも美味しいはずだと理解できました。

 その後、蔵をひとまわり案内していただき、いま搾っている「波瀬正吉」も含めて、今年のお酒を利かせて貰いました。今回特に印象に残ったお酒が、岡山の利守酒造さんから分けて貰った「赤磐雄町」で仕込んだという純米吟醸の生酒でした。新酒ながら、とてもやわらかなお酒ですぐに飲めると思いました。(前日に義侠の硬いお酒を飲んだ事も一因でしょうが)それとやはりフラッグシップの「波瀬正吉」がやはり凄いです。圧倒されました!!

 お昼前になったので、そろそろ失礼しますと言うと、食事でも食べませんか?とお誘いいただいたので、厚かましくもごちそうになる事にしました。別々の車で掛川の町まで出かけていき、いつも贔屓にしているという鰻屋さんで鰻をいただき土井社長と別れました。

 帰りは同じルートで中部国際空港まで行きましたが、途中観覧車のある「刈谷ハイウェイオアシス」で休憩してゆっくりのんびりのドライブでした。お天気も良く暖かくってとっても気持ちの良い一日でした。空港に早く着いたのでマッサージでもして貰おうと行ったのですが、予約が一杯でマッサージをしてもらう事が出来ませんでした。ざんね〜ん!