「山忠本家酒造」 2009/4/25(第94回)

<愛知県愛西市>
 3月8日日曜日、山忠本家酒造の酒の会に出席するため、大分空港から朝9時20分の飛行機で中部国際空港に向けて出発しました。10時30分頃空港に きましたが、不況の影響か旅行者が少ない。セントレア開業時から通っていますが、今回のようにガラガラなのは初めてです。当然、市内中心部に向かう名鉄のミュースカイも人がまばらです。

 11時過ぎに名古屋駅に到着してそのまま太閤通口(新幹線)のホテルに荷物を預けて昼食を済ませ、再び名鉄で蔵の最寄り駅である弥富線日比野まで行きました。駅からは徒歩15分くらいで蔵に着きます。1時過ぎていましたが、午後一番乗りでした。ゲストハウスでは山田社長と奥様が待っていてくださり、挨拶をしてお茶をいただいた後、試飲に行きました。

 試飲は吟醸蔵の槽場(ふなば)が会場となっていまして、そこには杉村杜氏と山田昌弘君(山田社長のご子息)が待機しています。今回の試飲アイテムは新酒14種類・熟成酒34種類の計48点でした。当然これだけのお酒を全て利くのは無理ですから、まず新酒全商品を利いて今回仕入れるお酒を決めた上で熟成酒の中で興味深いのだけ試飲しました。

 味わいは全体的に硬く、すぐ飲めそうなお酒は「70%特別栽培米」と「60%・1500kg仕込」「50%・1500kg仕込」でした。これらは仕入れをしてもすぐに販売できるので助かりますが、それ以上のお酒は生で買っても飲み頃を迎えるまで、時間がかかるので冷蔵庫で貯蔵しなければなりません。ちなみに仕入れたお酒は「50%・750kg 仕込13号」「40%・750kg 仕込18号ポット苗」「40%・750kg 仕込19号特別栽培米」「30%・750kg 仕込20号」以上です。

 熟成酒は当店にも相当在庫があるのと、今回は特に気に入ったお酒もなかったので仕入れしませんでした。

 試飲が終わって杉村杜氏とお話しをしまして、今年の造りに関することや米の事などお伺いしました。米は昨年に比べると軟らかく融けやすかったということでした。確かに今年のお酒はそんな感じがします。造りではブレもなく安定した造りが出来たとのことでした。

 午後5時から場所を名古屋市内に移しての懇親会です。酒屋さんが20数名と蔵から山田社長親子・杉村杜氏が参加して賑やかにお酒を楽しみました。

        山田社長・杉村杜氏、お世話になりました。

               次回は「瀧自慢酒造」です。