「高知県出張 前編」 2009/8/25(第100回)

 先日の月曜日・火曜日で高知県に行って来ましたのでご報告します。

 8月24日の早朝4時半に小松酒造の小松潤平君に迎えに来てもらい、そのま ま別府の宇和島汽船フェリー乗り場に向かいました。5時に着いたのですが、待 ち合わせをしていたO酒店・S酒店さんが来ません。出航の10分前になってよ うやく現れました。(ヒヤヒヤものです)

 5時35分別府発で8時25分愛媛県八幡浜市に到着しました。ここから国道197号線で高知県須崎市を目指します。車は別府で合流したS酒店さんのエスティマです。今回のような長旅&数人での旅行には大きなワゴン車だとゆったり
 してとても楽チンでした。しかも今回は運転無し。

  途中、遅い軽めの朝食を取り11時半頃須崎市に到着しました。ここからは高知自動車道で南国インターまで行きます。ここが今回唯一利用する高速道路です。南国インターで降りて、国道55号線に出たところの近くにあり、車のたくさん停まっていたラーメン屋さんで昼食を取りました。ここはおそらく高知でも珍しいと思うのですが「味噌専門のラーメン屋」さんでして、味噌が北海道・信州・九州から選べるようになっていまして、いろんなバージョンから味噌が指定できて、なおかつトッピングでさまざまな具材を選べるようなシステムになっていました。

 詳しくは以下で
 http://ramen.gourmet.yahoo.co.jp/shop/26162.html


 閑話休題、昼食後は国道55号線をさらに30分ほど東に進んで、1時過ぎに
 芸西村にある仙頭酒造場に着きました。国道から少し左に入ったところに歴史を
 物語る築100年は経ったという古い酒蔵がありました。

 「土佐しらぎく」という銘柄で全国に知られている蔵元ですが、専務の仙頭竜太さんが蔵を取り仕切っています。そこに小松君が3年前に一造りだけお手伝いしたという縁でこの日にお伺いした次第です。

  ちょうど福岡から帰ってきたばかりという仙頭専務にご案内していただき、蔵の中を見学させてもらいました。昔はたくさん造っていたのでしょう。現在の製造規模(350石)からするととても広い蔵でした。そんな広い蔵でも冷蔵設備を入れて、お酒を大事に熟成させている姿勢には感動いたしました。

 それと仙頭専務のお酒造りに対する考え方が、一般的な造りの常識とは違ことにすごく驚かされました。長年に渡っていろんな蔵を経験してきているだけあって、それに基づく理論や経験からそういう風に思っているのだと感じました。

 この辺りは蔵の根幹に拘わることなので、詳しいことは割愛いたします。


 一通り蔵を廻り、最後に試飲をさせていただきました。松山三井60%の純米吟の夢55%の純米、最後が山田錦50%の純米でした。飲んだ印象は高知の酒にしてはメーターもあまり切れていなくて(+3前後)酸もそれほど強く感じずおそらく相当軟水であろう為にやわらかい味わいで、仙頭専務が狙っているような感じのお酒に仕上がっていました。

          仙頭専務、大変お世話になりました。