「黒木本店の芋掘り」2000/11/11(第11回)

 10月29日に宮崎県の「黒木本店」さんで芋掘りがありました。12:30に「黒木本店」さんの駐車場に集合してからバスに分乗、バスで約15分ほど走ったところに芋畑はありました。私は今回で2度目の参加となりましたが、年々参加者が増えているようです。当日は、九州はもとより遠くは関東からもお見えになっていまして、総勢100名ほどの芋掘りとなりました。

 6反ほどの畑に植えられた芋を掘るわけですが、事前に地表より出た葉っぱや茎の部分を取っておいていただいたので、比較的楽に掘ることが出来ました。芋は「ジョイホワイト」といっていも焼酎を造る為にはじめて開発された芋です。色は白くて蒸しても甘味がない為、おいしくないとのことでしたので「ドラエもんのポケット」に入れて持って帰ることは、断念しました。

 一番感心したのは「土(つち)」です。わたしも田舎の人間ですので「良い土」か否かはわかるつもりで見たんですが「土」がホクホクしていまして、固まっていないんです。よく固まった土を見ますがこれは化学肥料の大量使用によるところが原因と言われていますが、ここの土は本当にやわらかくふわふわしています。おそらく堆肥などの有機肥料のみを使って「土造り」をしていることがすぐわかる、すばらしい畑でした。

 約1時間半ぐらいかかって全体の1/3〜1/4を掘ったでしょうか、そろそろおなかも空いたので広場に移動してお待ちかねのバーベキューです。本場宮崎の「地鶏の炭火焼き」とか「牛肉の網焼き」「やきそば」「おにぎり」これらをおつまみに飲むビールがまた格別でした。

 食事が終わると「尾鈴山蒸留所」見学コースと「近くの温泉」入湯コースに別れてそれぞれ出発しました。わたしはもちろん前者のコースですが、今回2度目の見学ということで前回写真がとれなかった反省をふまえて今回はバッチリ用意していきました。詳しい内容については、「メルマガ4・25の6号」にて掲載していますので省略させていただきます。

 見学のあとは、講演会です。都城にある九州農業試験場(国の機関です)にお勤めで、農学博士の山川理(やまかわ おさむ)先生のお話を聞きました。
山川先生は「ジョイホワイト」(別名 九州108号)を開発された当事者で、その開発にとりかかる経緯や開発の裏話などお伺いしました。先生ご自身も焼酎を飲まれるということで、飲むのが好きな先生が造ったという芋ならぜったい良い芋ができるだろう思いました。

 講演会のあとは、お待ちかねの宴会です。黒木社長や角上工場長はあちらこちらでつかまって大変です。わたしは、会場に来ている他の酒販店さんたちと名刺交換やら情報交換です。実は当日、あさ7:15頃出発したのですが日曜日にもかかわらず道路が空いていて10:30頃には黒木本店さんに到着したものですから、ご挨拶を済ませていろんなお話をすることができましたので、宴会の時は遠慮しておりました。2次会は部屋に移動して深夜まで続きました。おやすみなさい!!