「醴泉 玉泉堂酒造に行く!!」2001/05/10(第17回)

 静岡県の「開運 土井酒造場」を訪ねた翌日の3月27日は、岐阜県養老町にある「醴泉 玉泉堂酒造」にお邪魔しました。前日までと異なり風が強く寒い日でした。

 そこは岐阜県でも南の方で鈴鹿山脈の麓にあたり三重県と愛知県に接する所にあります。岐阜県の南部と書くと暖かいと思われる方もいらっしゃいますが、滋賀県の伊吹山より吹き下ろされる寒風がまともに当たりますので、かなり雪も降りますし名古屋より西にあるのですが気温も名古屋より低く寒いところです。

 名古屋駅より東海道本線の快速電車で京都方面に向かって30分ぐらいで大垣駅に到着します。事前に電話をさしあげていたので山田社長がクルマで大垣駅まで迎えにきていただきました。大垣駅からは車で20分ほどで蔵のある養老町に着きました。

 社長室に通されて、しばらく杜氏さんが辞めた経緯などお伺いした後にいま現在の「兵庫県産山田錦」の入荷状況などを詳しく教えていただきました。(この事に関しては別のところで詳しく書きます。)その後、新杜氏である取締役製造部長の後藤さんがみえられました。

 それから場所を会議室に移動して今年の市販酒を利かせていただきました。新酒で出荷するものもありますが、多くは熟成酒で出していますので全体的に落ち着いた感じのお酒になっています。その中でも新酒で出荷する「蘭者待」と「純米大吟醸」や熟成させて出荷している「純米大吟醸」や「真咲吟醸」の出来がよかったです。杜氏さんが替わって心配してましたが「義侠」と同様に社内杜氏になって結果的に良くなっていましたので安心しました。

 今年は蔵の中はあたっていないという事でしたので、帰りの飛行機の時間も迫っていましたので蔵の中は見学せずにお昼をごちそうになって大垣駅まで送ってもらいました。

 山田社長お世話になりました。今度は大分に来てください。