「島岡酒造に行く」2007/4/10(第69回)

 3月3日にANAの超割を使って、群馬、長野、福島の旅に出ました。あいにく朝一番の飛行機が取れず、10:50分発の便になったので、時間的に一日目の行程が苦しくなりました。それと羽田に着いたは良いのですが、大分便はとんでもなく端っこに停まるので出口に行くまでが、相当時間がかかります。12:15分着の予定が飛行機が遅れた事もあり、羽田空港から京急に乗ったのが、13:00時くらいでした。

 浅草まで行き、そこから東武伊勢崎線に乗り太田まで行って、そこでレンタカーを借りて、群馬泉の島岡酒造に向かいました。蔵に辿り着いたのは、16:00近くになってからでした。蔵に訪れたのは、ほぼ一年ぶりで昨年火事になってお見舞いにお伺いした時以来です。

 社長と専務にご挨拶して、この一年の苦労や励ましの言葉をたくさん貰った等の話をお聞きして、あらためて大変な事件だったのだと思いました。その後、新しくなった蔵を案内していただき、今年の仕込に関する事などお聞きしました。蔵ではすでに甑倒しも終わり、あとは火入れ作業を残すのみとなっていまして、この蔵では生のままでお酒をある程度熟成させてから火入れするので、この時期杜氏さんをはじめ藏人さんは一時的に新潟に帰っているそうです。

 車でお伺いした事もあり、試飲が出来ないので、今年出来たお酒を小さな瓶に入れて「夜にでも飲んで下さい」と持たせていただきました。時間的に厳しくてバタバタした訪問となりましたが、立派に出来上がった蔵や元気な社長と専務にお会いして、心強く思い蔵をあとにしました。

 利き酒させて貰った二年ぶりに発売される「淡緑(うすみどり)」は、とってもやさしい味で蔵元の気持ちが良く表れているお酒でした。せっかくですので、初回分は生酒で出荷していただく事にしました。旨い!!(今週入荷の予定です)

 次回は「長野県 天法酒造編」です。