「九州縦断蔵巡り」2007/11/25(第74回)

 11月13日早朝6時30分ごろ、四ッ谷専務と共に宮崎・鹿児島2泊3日の藏巡りの旅に出発しました。初日は宮崎県でも最も鹿児島に近い、串間市にある「松露酒造さん」まで、ほぼ九州を縦断するコースです。さらに鹿児島県根占でフェリーに乗らなければいけないので、そこに午後5時までに、到着しなければなりません。

 このコースはほとんど高速道路が使えませんので、ひたすら一般国道と県道を走る訳ですが、最初の速見インター〜米良インター間と宮崎県の西都インター〜田野インターがわずかながら高速が利用できる区間です。全体の距離からしても2割あるかないか程度なので、時間の予測もつきにくく、大変辛いルートです。

 いつもなら一人でこのルートを行く訳ですが、今回幸運にも四ッ谷専務とスケジュールが遇って、交代で運転できるし、話し相手がいるので、楽で快適な旅となりました。

 田野インターから日南市に抜ける県道では、野生のサルに出会ったりしてとってもビックリしました。途中コンビニでトイレ休憩をしたくらいで順調に移動できたので、予定より1時間も早い12時に藏の近くまで辿り着きました。

 ちょうどお腹も空いたので、松露の矢野専務お薦めの回転寿司「寿司寅」で食事を取ることにしました。12時ちょうどにお店に入ったので、先客は3組ほどで、すぐに座ることが出来ましたが、食事をしていたわずかの時間で、次々とお客さんが来て、食べ終わる頃には満席で順番待ちの列が出来ていました。

 その後、1時に藏にお伺いしました。あいにく矢野専務は東北地方に出張中ということでしたので、工場長に藏を案内していただき、今年の造りの傾向をお伺いしました。宮崎県から大隅半島側は芋の出来が良くないということで、デンプン価の低い芋なのでアルコールの取得率が悪いということでした。

 しかし蒸留したての原酒を飲ませていただきましたが、香りも良くやわらかな味わいはさすが松露さんだと感心させられる出来映えでした。これで今シーズンの造りも安心だと感じて藏を後にしました。

 松露さんからは「根占ー山川フェリー」に乗るために、再び国道220号線〜国道269号線を通り予定時間よりも早く根占港に到着しました。時間があったので港の手前に造り酒屋風のお酒の販売店があったので、ちょっと覗いてみることに・・なな何と森伊蔵や村尾といったプレミアム焼酎のところに「兼八」を置いているではありませんか。これには四ッ谷専務も大喜び!!でも価格は内緒です。(当然プレミアム価格)

 山川港から予約したホテルのある指宿まではわずかです。6時20分頃にはチェックイン出来ました。長い長い1日が終わろうとしています。

                               つづく