「松瀬酒造に行く」2008/3/25(第81回)

 3月3日朝からあいにくの雨となりました。今日は電車で、滋賀県近江八幡市の近くにある松瀬酒造さんに向かいました。途中踏切でトラブルがあり、電車が数分遅れましたが予定通り10時に駅に着きました。

 駅近くのトヨタレンタカーの人に駅まで迎えに来ていただき、レンタカーの手続きを済ませ、松瀬さんの所には10時半過ぎに到着しました。


 まず驚いたのは自宅が新築されていたことです。純和風のいかにも日本酒の蔵元さんといった感じの建物です。玄関を入ると建物の奥まで続く広間で、広々とした空間に圧倒されます。二間続きの座敷に通していただき、お茶をごちそうになりました。

 その後で、蔵の中を案内して貰いましたが、今年は造りに関しては大きな変更は無いということでした。ちょうど翌日が甑倒しとのことで造りも終盤にさしかかっていました。それで麹などはありませんでしたが、蔵の中では藏人さんたちが酒粕をはがしたり、洗い物をしたりと忙しそうに動き回っていました。

 そこで偶然にも純米大吟醸の袋吊りをしていまして、斗瓶に搾られたお酒が滴り落ちるのを見ることが出来ました。なかなか袋吊りを見ることなど出来ないので、今回はとてもラッキーでした。あと十数本搾ったら、今期の造りも終わりということで、忙しい中にもホッとした雰囲気が漂っていました。


 そして最後は別の部屋で試飲をさせていただきました。そこにはさりげなく、昨年のインターナショナルワインチャレンジでゴールドトロフィーを貰った表彰状が飾られていました。

 今回、利き酒させていただいたものは次のようなものです。純米吟醸「渡舟」純米吟醸「中取り2008」「中取り2007」純米吟醸「ブルー生酒」「ブルー2006」山廃純米「心酔生酒」、そして最後に「純米大吟醸 黒ラベル2006」でした。松の司は新酒でも確かに美味しいのですが、熟成酒は、もっと素晴らしくなります。
 そこで今回は、純米吟醸「中取り 2007」と「ブルー 2006」をお願いしました。松瀬さんの所は2年くらい熟成させると味が乗ってとっても良くなります。蔵で寝かせてもらっているので、品質も安心できますし、何より価格が発売当初と同じということが嬉しいです。


 ちょうどお昼頃になったので、松瀬さんに運転していただき、近江八幡駅近くの「ティファニー」という肉屋さんが経営するレストランでお昼をごちそうになりました。お店の看板商品である「牛トロのにぎり」を二人前注文し、あとは普通のランチを頼みました。さすがに看板商品の「牛トロにぎり」は口の中に入れるととろけるように旨かったです。

 再び蔵に戻り、午前中利き酒したので、ちょっとゆっくりして2時頃蔵を出まして高速で福井県美方郡の三宅彦右衛門酒造さんに向かいました。

     松瀬さん、お世話になりました&ごちそうさまでした。



               <次回は、三宅彦右衛門酒造です>