「旭 萬年 渡邊酒造場に行く」 2009/12/10(第103回)

 11月28日午前8時に宮崎に向けて家を出発しました。今回の目的は宮崎県・鹿児島県の蔵元さんを3軒訪問することです。初日の28日は宮崎・田野町の渡邊酒造場さんの蔵訪問と、その夜の「萬年の新酒を楽しむ会」に参加することです。

 大分自動車道の米良インターまで行き、そこから国道10号線〜中九州道・千歳インター経由で三重町から国道326号線〜宮崎県・北川町で再び国道10号線に合流するルートです。

 さらに宮崎・都農町から県道40号線で西都市へ、西都インターから東九州道で清武ジャンクションに向って行き、宮崎自動車道と合流して田野インターまで食事の時間を除いても約4時間半の旅です。

 やっとの思いで蔵に辿り着くと、渡邊専務が待っていてくださったのでしばらく今年の造りのことや芋の良し悪しの話などさせていただきましたが、今年度は芋の出来そのものが良く、なおかつ大変な豊作になったということでした。

 やはり出来が良い年の芋で造る芋焼酎は、アルコールもたくさん出て品質の良い焼酎になるということでした。今年の芋焼酎は期待できそうです。それと大地の夢という品種の芋について色々教えていただきました。

 渡邊さんの所では3反ほどの畑で大地の夢を栽培しているそうです。今年の場合8トン以上の収穫があったそうで、それを白麹・黒麹で2本ずつ仕込んだそうです。

 なので、この芋の商品は新酒として、1回限りの販売になっています。芋の特徴としては、デンプン用に開発された芋だそうで、タイプ的には黄金千貫とジョイホワイトの中間的な性格を持つ芋だそうです。この芋を使った焼酎は黄金千貫のように甘味もあるんだけどキレがよい焼酎になるということでした。

 1時間半ほど話を伺って、夜の会までの時間は相当あったのですが、串間の松露酒造さんまで行って帰るには時間が足りないので諦めて、かなり早かったのですが市内のホテルに向かいました。ホテルについて散歩がてら県庁や繁華街を散策して時間を潰しました。

 6時半過ぎにホテルから歩いて会場の「みょうが屋」さんに行きました。ここは宮崎でも相当有名な焼き肉屋さんだそうで、多くの有名人も訪れるお店だそうです。そんなお店を貸切(しかも土曜日)に出来るなんて凄いことです。この日は遠くは富山県や関西方面からの参加者もあり、30名ほどの「萬年ファン」で会場には入りきれないほどの賑わいになりました。

 7時を少しまわった頃に渡邊専務の乾杯の音頭で宴会が始まりました。まずセンマイ・レバー・ハツの刺身が出て、その後は牛肉のさまざまな部位を焼いて食べさせていただきました。

 焼肉の旨いことはもちろんですが、初めて飲む「大地の夢 白麹・黒麹」もお話し通りキレが良く、焼肉との相性も抜群で充分すぎるほど堪能させていただきました。「無濾過 旭 萬年」も蒸留したてで、まだガスを含んだような状態でしたが甘味がたっぷりとあり、いかにも芋焼酎という印象を受けました。

 またこの会に参加した四ッ谷専務が持ってきた「兼八原酒」も芋焼酎とは違った
新鮮な味でとても美味しく感じました。決して芋に負けていないところが凄い!!


 ビールも飲まず、最初から焼酎ばかりを飲んでいたので,帰る頃の記憶は途切れ途切れで、その会のあとで合流した宮崎に単身赴任中のEさんと行ったスナックはほとんど覚えていない状態でした。

    渡邊専務、大変お世話になりました。とっても楽しかったです。