「渡邊酒造場に行く」 2010/11/25(第115回)

 前日の夜は天文館で、ちょうど鹿児島に転勤になったばかりの友人に連絡して付き合って貰い、美味しい料理を堪能した翌日の11月4日、目覚めもスッキリで7時に起床して、ホテルで朝食を取り、高速の通勤割引を使うため早めの8時過ぎにホテルを出ました。

 天文館からですと、鹿児島北インターが近いはずなんですが、ナビは鹿児島インターから載るように指示します。仕方ないのでナビの指示通りに従い鹿児島インターで高速に乗りましたが、あとで地図を見ると遠回りしたようですごく損した気分になりました。普段はナビを使わず地図で移動しますが、今回レンタカーでナビがついていたので、ついつい頼ってしまいました。

 渡邊酒造場のある宮崎市田野町へは、加治木JCTから東九州道路に乗り換え、末吉財部ICまで行き、国道10号線経由で都城まで行って、再度宮崎自動車道に乗り田野ICで降りるのが最短最安です。ちょっと寄り道したので2時間半ほどで蔵に辿り着きました。


 蔵では渡邊幸一朗専務が待っていてくださいました。いろいろ雑談しながら今年の造りの事など伺いました。今年は9月20日過ぎに仕込を開始して11月20日ごろまでの約2ヶ月間と年明けに麦焼酎を少し仕込むということでした。短期間ある程度(400石)の量を造るので大変は大変ですが、おそらくこの程度なら、霧島酒造さんの半日の生産量にも満たないですね。

 それから蔵の中を案内していただきましたが、大きな変更箇所はなく、従来通りということでした。造りの方は、出麹はすでに終わってしまい、1次もろみ2本と2次もろみ数本を残すのみとなっていました。季節的にちょうどいい気温で仕込も順調ということでした。といってもほとんど最後の方でしたが、今年のもろみ本数は全部で20数本になったということでした。

 造りの期間は短いのですが、それ以外に蔵に自前の畑で「大地の夢」を栽培しているので、実際は春から始まり、初冬までですので半年以上拘わることになりますからけっこう大変ですね。

 肝心の無濾過関係の販売計画ですが「無濾過旭萬年 黄金千貫」が12月前半にそして「無濾過旭萬年 大地の夢白麹」が2月頃、「無濾過旭萬年 大地の夢黒麹」は春先に出荷されるようですので、例年より遅くなります。


 お昼近くになったので、隣町の清武町にある蕎麦屋さん「撫の杜」で、美味しいお蕎麦をご馳走になり、蔵をあとにしました。

 その後、清武町にある友人の酒屋さんを訪ねて、午後3時頃清武ICから東九州道蕗で高鍋ICまで行って、そこから国道10号線?国道326号を経由して大分に帰り、レンタカーを返却して自宅まで帰りました。自宅に着いたのは午後8時過ぎでした。ふーっ疲れた。やっぱり宮崎・鹿児島は遠いぞ。

        今回の走行距離2日間で900kmでした。