「浜嶋酒造さん 他」 2011/1/10(第116回)

 年末年始から天気が良くなく、久しぶりに大陸の高気圧が張り出して放射冷却で氷点下まで気温が下がった8日に、今年初めての蔵元めぐりと新年の挨拶を兼ねて浜嶋酒造さんと牟禮鶴酒造さん・藤居醸造さんのある豊後大野市まで行ってきました。

 途中の中九州道路では、9時半をまわってるというのにー1?という冷え込みでして、滅多に氷点下まで下がることのない大分市でもー2・5?を記録し、湯布院ではなんとー8・1?と今シーズン一番の冷え込みになったようです。


 まずは浜嶋酒造さんにお邪魔しました。ちょうど正月間に仕込みがなかったため搾りなどは見ることが出来ませんでしたが、今週から連続して4本あがる特別純米の醪を見ることが出来ました。香りからするといい感じですので、かなり期待できます。この4本の中から「おりがらみ」を選択する予定です。4本の上槽が20日過ぎには完了するそうですので、その頃再度伺って利き酒して決めたいと思います。


 藏では昨年11月24日放送の「ためしてガッテン」効果で酒粕の問い合わせが急増して、その対応にてんてこ舞いでした。

 以下番組サイトからのご紹介です。

 「今やあまり食べられなくなった日本の伝統食にスポットをあて、その真価を再発見します!今回の食材は伝統の発酵食品「酒かす」。日本酒の副産物に過ぎないと思ったら大まちがい。いわゆる悪玉のLDLコレステロールの値を下げてくれたり、お通じを改善してくれたり抜群の健康パワーを秘めていたんです。しかも、ビタミンB群やアミノ酸など栄養やうまみの宝庫。」ということです。

 ただ浜嶋酒造さんクラスの酒屋では、1回の搾りでできる酒粕の量が300kg程度と大変少なく(これは旧式の槽で搾るので粕歩合が高いからです)一人3kg買えば100人分しかないのです。私が訪れている時も酒粕の問い合わせや注文が殺到していました。あと2軒豊後大野市内の蔵元を訪問しなければならないので、早々にお暇しました。

 その後、牟禮鶴酒造さん・藤居醸造さんにお邪魔して帰ってきました。


 なお「鷹来屋 浜嶋酒造」さんの酒造りはこちらから。
 http://www.takakiya.co.jp/kuramoto.html