「山忠本家酒造」 2011/3/10(第117回)

 年末年始から天気が良くなく、 今年は体調不良や天候不順で、まったく蔵元に行けていませんでしたが、今回は毎年恒例となっている「山忠本家酒造」さんの利き酒会に出かけてきました。

 3月6(日)朝8:20に家を出て、8:53発のソニックで柳ヶ浦駅から小倉まで行き、9:47発の新幹線に乗り換えて、12:51に名古屋に到着しました。名古屋からは名鉄で30分くらいで、最寄り駅の日比野に着きますので、あとは徒歩で山忠本家酒造さんまで歩きます。結局藏に到着したのは14時前でした(疲れます)

 社長に挨拶をすませて、すぐに槽のある試飲会場に向かいます。すでに何人かの酒屋さんが、杉村杜氏や専務の案内で試飲していました。今回は仕込み本数が少ないこともあり、22BYが11種類、古いお酒は22種類が出されていましたので、一応すべて試飲しました。

 全般的に言えることですが、やはり「特別栽培米」は素晴らしいです。特に熟成すると真価を発揮してきますね。21BYから17BYまで60%と50%がありましたが総じてレベルが高く、価格は高いものの普通の米のお酒を買うよりは価値があると思いました。

 今年は仕込み本数が少なくて、あまり選び甲斐も無かったのですが、米の出来が良くなかったそうなので、高級酒を仕入れる予定も少ないし、ちょうど良いかなと思いました。どの蔵元さんもそうなのでしょうが、高額商品が売れないし米の出来も良くなかったので高級酒の仕込みを減らしているようです。

 出来映えとしては、60%の純米酒と60%特別栽培米は良かったです。ただし70%特別栽培米は、少し時間をおいて飲んだ方が良いと感じました。

 50%以上のお酒に関しては、40%の純米大吟醸特別栽培米を除き、無理に新酒を仕入れずとも古酒を買っても良いなと思っています。


 試飲が終わり、玉泉堂酒造の山田社長にそのままホテルまで送ってもらい、宴会場の名古屋市南区桜台にある「まるはち」にタクシーで向かいました。ここは牛肉を熟成させて販売したり、食べさせることにこだわった肉屋さんで、この日も多くのお客さんで賑わっていました。こういうお肉って「えにし」と良く合うんですよね。

   日本酒も牛肉も「熟成」が大事!!という事が判った食事会でした。


その後、栄に戻り2次会に参加して、最後まで社長にお付き合いいただきました。山田社長・専務・杉村杜氏それと玉泉堂酒造の山田社長大変お世話になりました。

                      次回は開運「土井酒造場」です。